jicpa 信頼の力を未来へ 日本公認会計士協会南九州会

会長挨拶

日本公認会計士協会南九州会
会長 髙 橋 雷 太


 急速なグローバル化・デジタル化や、サステナビリティへの関心の高まりなど社会経済環境の変化とともに不確実性が増す中で、情報開示のありようも急速に変化しています。
 このような中、2023年4月には改正公認会計士法が施行され、これまで自主運用であった上場会社監査事務所登録制度が法律に定められました。より厳格な制度の運用を図り、上場会社の監査の実効性を高めます。また、会計教育の普及啓発活動の実践が法定されました。これまでの会計基礎教育のみならず、会計リテラシー教育全般に取り組むことが求められています。これら改正に伴う施策に加えて、非営利、公会計、税務業務などの分野における様々なニーズにも応えてまいります。
 私たち公認会計士の使命は、多様化する開示情報の透明性を確保して信頼性を担保し、「信頼の力を未来へ」紡ぐことです。しかし、「信頼」とは一夜にして得られるものではなく、私たちが常に高い倫理観を持って研鑽を積み、その行動をもって示すとともに、諸官庁、地方自治体、経済諸団体、課税庁をはじめとするさまざまなステークホルダーの皆様との継続的な対話、協働による相互理解によってはじめて得られるものです。
 南九州会は協会本部と一体となり、地域会として展開すべき施策を着実に実行し、地域に根ざした活動を展開し、「信頼の力をもって南九州地域の経済社会活動を支える」という使命を果たすべく努力してまいります。